新しい保育園で保育園看護師のやるべきことリスト!

仕事内容

助産師から保育園看護師に転職してまもなく1年目、助産師*あやかです!

私はちょっとイレギュラーな働き方だったのですが、開園当初の保育園でパートで1ヶ月働き、妊娠中だったので産休の時期になって一度退職し、子どもが1歳になったタイミングで同じ保育園に再就職した経緯があります。

開園当初の保育園看護師の仕事は、誰も教えてくれる人がおらず、ネットで調べても情報が少なく、手探りの日々でした。

(保育に入るわけでもないので毎日何しようか、本気で悩んでました…汗)

これから保育園看護師に転職する方、オープニングスタッフとして新たに立ち上げた保育園で働く看護師さんの「まず何すればいい!?」にお答えしていきたいと思います!

私がやったことや、その後こんなことをしておけばよかったなということも含めてお話ししていきます!

こんな人におすすめ

☑︎ 保育園看護師になったばかりで何をしていいかわからない方

☑︎ 新たに立ち上げる保育園で働く方

☑︎看護師が自分1人で、教えてくれる人がいない方

保健衛生用品の購入

当たり前といえば当たり前かもしれないですが、開園したばかりの保育園には保健衛生用品も何もありませんでした!

看護師の部屋(病後児保育室)に戸棚はあるものの、中身は空っぽ。笑

何が必要か、考えて購入しなければならないというのも、業務内容がわかっていない段階ではすごく難しかったです。

どこの業者を使ったらいいのか(アスクル等)、金額が許容範囲なのかを園長に確認して、必要なものを揃える準備をしていきました。

(私が最初にいた1ヶ月では購入まで至りませんでしたが笑)

具体的な物についてはこちらをご覧ください↓

保育園の救急箱の中身と保健衛生用品ってどんな物が必要?
保育園看護師になってどんなものが必要なのか?というのは私自身すごく悩んだことでした。救急箱の中身や保健用品でどんなものを揃えているかご紹介します。

参考書の購入・勉強

私は保育園で働くのは始めてで小児の知識もあまりなかったため、本を買ったり、図書館で借りたりして勉強しました。

「病気がみえる」など小児科の本も参考になりますが、保育園でのケガや病気についてまとめられた本や、保護者向けのホームケアの本も1冊あると便利です。

ちなみに、最初は予算の中から1冊本を購入しましたが、その後は自分の本を購入し保育園に置いています。

保育園看護師の勉強についてはこちら↓

保育園看護師が勉強していること
保育園看護師がどのようなことを勉強しているのか、実際に私が勉強している内容についてまとめました。感染症対策や子どもの発達、アレルギー、保育園の職員のストレスマネジメントまで幅広く学んでいます。

ガイドライン等の印刷

厚生労働省など、保育所に関するガイドライン等はたくさん出されています!

まずは、これを読めば間違いないだろう…!と思って、ひたすら読んでみました。

保育園というものがそもそもどんな役割なのかもよくわかっていなかったので、色々読み漁ることで保育園がどんな存在で、看護師は何をすべきなのか少しずつ見えてきたような気がします。

1年経った今もまだまだ試行錯誤の部分はありますが…!

ひとつひとつ中身が濃いので、じっくり読むとすごく勉強になると思います。

0歳児に関わる方は、「授乳・離乳の支援ガイド」もぜひご参照ください。離乳食のポイントや考え方が学べます。

マニュアルの作成

前述のガイドライン等は膨大な量になるので、日常的に使いやすいように内容をまとめたり、自分の保育園に合わせて仕事内容を考えてマニュアルを作ったりしました。

ただ読むよりも、自分でまとめると内容が整理されるので、そういう意味でも勉強になったと思っています。

  • 看護師の仕事内容
  • 病後児保育の受け入れの流れ等
  • 嘱託医や協力医の連絡先一覧(電話番号、住所、休診日など)
  • 病院受診・救急車の目安(発熱、腹痛…などそれぞれ)
  • 救急車要請の流れ
  • 乳幼児突然死症候群(SIDS)について保育士さんへ情報提供の資料作成(ちょうど入職時期がSIDS予防月間だったため。)

ファイルの作成

こちらは私の園にある看護師管理のほぼ全ての書類ファイルの一覧です。私の保育園では、病児病後児保育をやっています。下4つは病児保育事業関連になります。

  • 薬剤情報提供書
  • アレルギー園児一覧
  • 発育曲線の記録
  • 登園許可証
  • FAX記録ファイル
  • 市からの資料や回覧資料
  • 職員の健康診断票
  • 取り扱い説明書
  • 病児病後児保育利用一覧(+電話対応の記録)
  • 病児病後児保育日誌
  • 病児病後児利用登録書
  • 病児病後児利用連絡票

薬剤情報提供書は、保育園で薬を服用する場合に持ってきてもらう書類になります。

毎回コピーを取って、園児ごとにクリアポケットに入れてファイルしています。

アレルギーの園児は担任の先生や給食室でも把握していますが、看護師の方でもすぐに把握できるよう、食物アレルギーや喘息など生活管理指導表をもらっている園児の一覧表を作っています。

発育曲線の記録は性別ごとに印刷し、身長・体重・カウプ指数を毎月身体測定の度に記入しています。

登園許可証は、医師からの登園許可証が必要な疾患に罹患した後登園する際に必要になる書類です。

保護者から受け取ったらファイルしています。

FAXは協力医の先生とやりとりした記録を残しています。(去年いつ頃連絡取ったっけ?など確認できて便利です。)

市からの資料は、新型コロナウイルス関係で、対応がどう変わったのか見比べたり記録を遡る際に見返すことがありました。

職員の健康診断票は、健診センターから2部送られてきて1部は本人用、1部は職場用で来るのでそれをファイルしています。

取り扱い説明書は、特に開園当初、血圧計や体温計だけでなく、机や棚やカーテン…ほとんどの物に取り扱い説明書が付いてきたのでとりあえず取っておいてあります。

ポスター等の掲示物

  • 乳幼児突然死症候群(SIDS)予防のポスター
  • 気道異物除去の方法
  • けいれん時の対応の流れ、チェックリスト
  • 心肺蘇生法
  • (子ども用)手洗いポスター
  • 感染予防のポスター

けいれんや心配蘇生などはいざという時すぐ確認できる場所に貼っています。

もちろんとっさに動けるように事前の勉強は必須です!医療職が看護師しかいないという場なので尚更、心肺蘇生法などの知識や実技練習は大切だと思っています。

(私は赤十字の幼児安全法支援員研修を受けました。)

壁も装飾やポスターなど何もなく寂しい状況だったので、ポスターなどを印刷し、ラミネートして掲示しました。

新型コロナウイルスのポスターもその時の状況に合わせて内容を見直しながら、掲示していました。

最初のバタバタが落ち着いてからは、病後児保育室も保育室のように画用紙などで壁面装飾を作って、子どもたちにも親しみやすい雰囲気にしています。

おわりに

最初の頃、わけもわからずがむしゃらに行ったマニュアルの印刷やマニュアル作成でしたが、私の後に来た看護師さんに聞くと「とても助かった」と言ってもらえました。

ペーパーレスの時代で、どこまで紙ベースで取っておくかは考え方だと思いますが、調べたり読み返したりすることもあるので印刷しておいて損はないのかな?と思っています。

あとは、マニュアルや書類などは、他の園のやり方や書類などを参考にさせていただきながら、自分たちのやりやすいように改訂を進めてきたという感じです。

今回紹介したの私の保育園のやり方なので、もっと他にも必要なものや、これは必要なかったというものもあると思いますが、

あくまでも一例として、就職したばかりで、保育園看護師で何したらいいか迷っている方の参考になれば嬉しいです!

わからないことや困っていることがあればInstagramなどでも、お気軽にメッセージくださいね!

私のわかる範囲で全力でお答えさせていただきます!

最後までお読みいただきありがとうございました!

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