幼児安全法支援員研修1日目

保育園看護師

職場からの案内で、赤十字で行なっている、「幼児安全法支援員研修」のことを知りました。

2日間の講習で「幼児安全法支援員」の資格をもらえるということもあり、

今回、受講することにしました。

赤十字幼児安全法とは?

子どものいのちを守るために必要な接し方や、事故の予防、手当・看病の方法のことだそうです。

救急蘇生のような応急処置の話ばかりではなく、

子どもの成長の特徴や、事故防止の話など、子どもに関わる人には皆知っておいてほしい情報が凝縮されている、という印象でした。


保育園看護師としては、看護の知識と重なるところもありましたが、

基本的に知っておきたい知識をしっかり学べて、とても有意義な研修でした。

特に、キズの手当や脱臼や骨折の手当の仕方など、実践で教えてもらえたのがよかったです。


他には、子育て支援に関わる人や、介護系の人など色んな人が参加していました。

1日目の内容

赤十字幼児安全法について

最初に、「人道」という赤十字の理念と、それに基づいてこの講習が行われていることなどの説明がありました。

子どもの成長発達と事故予防

子どもの成長発達についての基礎知識や、事故予防についての話がありました。

子どもの成長に合わせて、起こりやすい事故も変わってくるため、

一歩先がけた安全対策を、定期的に見直すということが大切だと学びました!


小さい子どもがいると、家の中での安全対策って本当に大変ですよね。

いつのまにか、今までは届かなかったところに手が届いたり、

新しく扉を開けられるようになったりします。

身長も1年で10cm近く伸びるので、届く場所もどんどん変わっていくんですよね。

グループワークでは、家の中で目を離せる安全な場所なんてないのかもしれない…と話してました。


子どもの特徴を理解して環境を整えるのは大変ですが、

事故が起こってから後悔しては遅いので、安全対策していかなければと思いました。

(職場というより、自宅の環境の反省点が多かったです…。)


死亡事故の原因は、

・0歳は1位がベッド内の窒息

・1歳は1位が交通事故、2位が浴槽での溺水

・2歳は1位が交通事故、2位が食物の誤えんによる窒息

・3歳は1位が交通事故、2位が自然水域での溺水

…となっているようです。

※1歳以降はずっと交通事故が1位でした。

誤飲・誤えんによる窒息や、お風呂で溺れてしまうなどの事故が多いようなので、

気をつけて対策していきましょう。

子どもの応急手当

応急手当では学科と実技両方で学びました。

手や指を、大きいハンカチで包帯の代わりにする方法や、

三角巾や新聞紙、ストッキングを使った腕の固定の方法など練習しました。

見てわかった気になっていても、実際やってみるとあれ?となることも多く、

実際やってみるのがいかに大事かと痛感しました。

子どもの病気と看病のしかた

子どもの病気の特徴や、観察ポイントなど具体的にまとまっていて

これまで学んできたことが整理された感じがしました。

発熱やけいれん、咳、嘔吐、下痢、便秘など、

症状毎に観察のポイントと手当の仕方、急いで医療機関に行く目安を学べて、わかりやすかったです。

おわりに

幼児安全法研修1日目、久々の講義だったこともあり、

9:00〜16:00すぎの丸一日の研修でしたが、楽しく学べました!

私のような保育園看護師もそうですが、保育士や子育て支援員にもおすすめの内容だと思いました。

研修の予定は、各県の赤十字のHPから検索してみてくださいね!

明日もレポートします!

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