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助産師あやか(@mw_ayaka)です!
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令和7年3月、「母性健康管理研修会―働きながら、安心して妊娠・出産できる職場づくりのために―オンデマンド」を受講しました!
保育園看護師の私が、なぜ母性健康管理について勉強しようと思ったのか、その理由や内容についてご紹介していきます!
この研修を通して、妊娠中の労働環境の課題と、その解決策について具体的に学ぶことができました。
受講した理由
私は産科で助産師として働いた後、保育園看護師をしています。
その中で戸惑うのが、「産科」で患者さんとして関わる妊婦さんと、職場の同僚などで関わる妊婦さんの対応の仕方の違いです。
もちろん基本的な知識は共通で、妊娠中の体調の相談に乗ったりすることはありますが、
職場としてどのような環境が妊娠中の人にとって良いかという知識はほとんどありませんでした。
産科の保健指導でも、「なるべく立ち仕事は控えて」「事務の時は座りっぱなしにならないように定期的に体を動かして」などとアドバイスをしていましたが、それ以上仕事のことを深く聞く場面はあまりありません。
具体的に仕事の中でどう配慮したらよいのか、どのような制度が活用できるのか情報提供できないことにもどかしさを感じていたところだったので、この研修の受講を決めました。
概要
厚生労働省が主催で参加費無料のオンデマンドによる講義でした。
詳細はこちら↓

人事労務担当者・事業主・産業医・産業保健スタッフ・産婦人科医向けで、
会社が妊娠中・出産後の女性労働者へ適切に配慮できるよう、母性健康管理に関する法律・制度を専門家が解説。企業による事例発表で具体的な対応事例も学べます。
忙しくてまとまった時間がとれなくても期間中ならいつでも分割して受講が可能です!
と公式HPに紹介されています。
基礎コースと実践コースが90分ずつです。
どちらか片方の受講でも可能で、気になるところだけでも受講可とのことでした。
令和6年10月から令和7年3月15日まで約半年間の受講期間がありました。
半年もあるから大丈夫と思っていると、案外余裕がなくなり…(汗)、なんとか最終日に全て受講を終えることができました!
内容
公式HPの情報を基にご紹介します。
基礎コース
法律で定められている母性健康管理、母性保護に関する制度、妊産婦の症状等に対応した措置など基本的な情報を学びます。
- 「妊娠、出産」に関する法制度について
- 「妊娠中・出産後の女性労働者の体調管理の留意点」
男女雇用機会均等法の母性健康管理措置、労働基準法の母性保護等、関係法令について学びます。
また、妊娠中・出産後の心身の変化、妊産婦にとって負担が大きく配慮が必要な業務や
母性健康管理指導事項連絡カードの具体的な利用方法についても産婦人科医の講師から説明がありました。
実践コース
企業における具体的な取り組み事例や実際に寄せられた相談事例をもとに、より実践的な職場での対応方法を学びます。
- 「企業における具体的取組事例について」
- 「企業による事例発表・意見交換」
- 「専門家による事例検討」
母性健康管理の企業の担当者と女性労働者がそれぞれの視点で、自社の取組や取り組む際のポイントなどを発表し、意見交換を行っていました。
株式会社ツムラ、大和リース株式会社、株式会社アイサスの3社による発表でした。
また、実際に職場で起こりそうなケースを取り上げ、産婦人科医・産業医・社会保険労務士がそれぞれの専門家からの視点から対応におけるポイントを解説していました。
研修を通して学んだこと
制度だけでは足りない
基礎コースでは制度について様々な説明がありましたが、実践コースを受講して大切だと感じたのは「制度をどう活用していくか」ということです。
職場によって環境が違うので、「制度があるだけ」で実際には使う人がいないような状況では意味がありません。
生理休暇の例などもありましたが、
上司が男性で生理についての理解が足りないのであれば、上司に生理について学んでもらう。
もし申請しにくいようであれば、直接男性上司に「生理」と言わなくても申請できるようなシステムにする。
生理休暇の名前を変える
…などの取り組みで、実際使いたい時に使えるようにしていくことが必要だと学びました。
どのような制度があるのか知ることも大切ですが、周りの社員が何に悩んでいるのかを知り、一つずつ課題解決していく姿勢が必要であり、
実際にそのように取り組んでいる企業があるという現実に、すごく勇気づけられました。
母健連絡カード(母性健康管理指導事項連絡カード)の活用
「母健連絡カード」は、医師等の女性労働者への指示事項を適切に事業主に伝達するためのツールです。
働く妊産婦の方が医師等から通勤緩和や休憩などの指導を受けた場合、その指導内容が事業主の方に的確に伝えられるようにするために利用するものです。
こちらが母健カードの書式です↓


私は母健カードは活用したことがなく、詳しく知らなかったのですが、診断書と同等の効力があるものだそうです。
例えば、つわりがひどくて立ち仕事が辛い場合、『通勤緩和』『こまめな休憩』などの指導が母健連絡カードに書かれ、それをもとに勤務の調整ができる仕組みになっています。
明らかな病気の状態では「診断書」をもらって休業等になりますが、症状に対して予防的に「母健カード」を活用することで勤務時間の短縮や休憩の取り方など臨機応変に対応できるというのがメリットだと感じます。
病気というほどではないけど、上記のような症状がある…という方は多いのではないかと思います。
自分の症状に合わせて対応してもらうことができれば、妊娠中でも働きやすくなるだろうなと感じました。
妊娠&出産者が働きやすい環境は全社員が働きやすい環境
「妊娠&出産者が働きやすい環境は全社員が働きやすい環境」というのは育休から復職された女性労働者の方の言葉でした。
健康管理や急な休みに備えた「やることリスト」での情報共有、情報整理、おたがいさまの気持ちや日々のコミュニケーションなど、妊娠中の仕事の工夫は全チームに共通のことである…
というお話しを聞いて、なるほどなぁ!と思いました。
急な体調不良や休みは誰にでも起こりうることですし、妊娠中に限らずこうした環境を整えることでみんなが働きやすくなるのはすごく良いことだなと感じました。
また、妊娠中の問題では「言い出しにくい」という特徴があります。
妊娠中の健康問題は何に困っているのか周りが把握しづらい部分もあり、妊婦さん自身は無理をしてしまったり我慢してしまったりすることがあるので、問題が表に出づらいのではないかなと思います。
上司や周りの人に対して、何かあったら相談するだけではなく、日頃からコミュニケーションを取ることで少しでも我慢せず言えるような関係性を作っておくことも大切だと感じました。
そして、チームで働くことが大切だということ。
自分の職場でも、この人しか仕事がわからないという「属人化」にならないようにと言われていますが、そうなってしまっている部分があるのも現実です。
チームで助け合いながら、休みになっても支え合える環境を作り、そして助けてもらったら「おたがいさま」の気持ちでお返しする、そんな気持ちのいい働き方ができるように、私も職場で意識していきたいと思いました。
妊娠中は6〜7割の負担を目安!
事例検討の中で「安定期に入っても、病気の診断がなくても、妊娠中は6〜7割の仕事の負担を目安にする」ことが病気を未然に防ぐことに繋がるという産婦人科医の先生の言葉が印象的でした。
もちろん何らかの症状があれば、それに合わせて対応すべきなのはもちろんですが、元気であっても普段よりは3〜4割の負担を軽減する方が安心というのは初耳でした。
何とか辛くても働けているから大丈夫、ということではなく、少しでも無理なく働けるように配慮していくことが必要だなと感じました。
保育園という職場は常に子どもが目の前にいるので、もう少し大丈夫、やらなきゃ、と無理をしがちな職場だなと感じます。
多分、数々の先輩達も無理をしながら乗り切ってきたのだろうと思います。
でも、「みんな無理しながら頑張ってきたのだから無理して当たり前」という考えは違うと思います。
他の人が代われる時に代わる、保育を離れて事務仕事の時間を作るなど、負担を調整する工夫が必要です。
そして、妊娠中に配慮してもらえた経験は職場への信頼感や育休明けの復帰意欲にも繋がると思います。
また、その様子を見た他の職員も『自分が妊娠しても安心』と思える職場環境になるのではないでしょうか。
まとめ
私は助産師ですが、今は保育園看護師という仕事の中で助産師として何が出来るのかは模索中です。
今回の事例検討や他企業の取り組み事例を学んで、自分の職場でも妊娠・出産や育休復帰後のライフステージに合わせて柔軟に働けるような仕組み作りをしていきたいなと感じました。
日頃から周りの人とコミュニケーションを取り、何に困っているのかを聞き、看護師・助産師として自分にできることを1つずつ課題解決していきたいです。
園児の健康管理だけでなく、職員の健康管理にも目を向けることで、職員も子どもたちもみんな健康に笑顔で過ごせるようになることに繋がるのかなと思っています!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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