【読書レビュー】「個性」と「才能」が伸びる シュタイナー式子育て

こんにちは、助産師・保育園看護師のあやか(@mw_ayaka)です!

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今日はシュタイナー教育についての本の紹介です。

本の内容や感想について書いています!

とても読みやすく、実践しやすい内容ばかりで堅苦しくなく読める本です!

ただ、簡単なことばかりではなく、親としては日々の関わりを反省することも多々あり…襟を正す思いでした。

シュタイナー教育とは?

シュタイナー教育とは、オーストリア出身の思想家・哲学者ルドルフ・シュタイナーによって提唱された教育法です。


◎シュタイナー教育は、子ども 1 人ひとりの個性を尊重するとともに、潜在的な能力を引き出すことに重きを置いています。

引用:https://kanki-pub.co.jp/pub/book/9784761278045/

私は以前たまたま見かけた「シュタイナー教育」の考え方が、自分の目指す育児の方向性と近いものを感じて、シュタイナー関連の本を何冊か読んでいます。

まだまだ理解したとは言い切れないですが、知れば知るほど「本当にそうだよなぁ」「そういうことが大切だよね」と腑に落ちるので、自分に会っているのだろうなと思っています。

以前の記事はこちら↓

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シュタイナーのこどもの育てかた おとながこどもにできること

シュタイナーのこどもの育てかた おとながこどもにできること
子どものやりたい気持ちを尊重するシュタイナーの考え方は自分に合っていると感じています。7人の子のパパである著者体験談を交えたシュタイナーの子育てについて、知ることができる本です。感想や印象に残った言葉を紹介します。

シュタイナーの子育て30のヒント

シュタイナーの子育て30のヒント
自由への教育と言われる「シュタイナー教育」について書かれた本のレビューです。子育ての視点が少し変わるかもしれません。

本の紹介

著者の赤川幸子さんは、株式会社こどもとくらし代表取締役で、広尾シュタイナーこども園・高輪シュタイナーこども園園長をされている方です。

実際にシュタイナーの園で取り組んでいることや、声がけの仕方が具体的に紹介されているので、わかりやすい内容でした。

かわいいイラストも交えながら、自立した子どもを育てるための教育「シュタイナー教育」について知ることができます。

この本は「子育ての悩みから抜け出し、子育てを楽しむきっかけになる」…はじめにに書かれていたそんな言葉がしっくりくる素敵な本です。

目次

はじめに 
序章シュタイナー教育って何?
第1章シュタイナー教育が大事にしていること
第2章子どもに伝えるために必要な3つのこと
第3章子どもにわかる「ことば」を話そう
第4章7歳までは「からだ」で学ぶ
第5章教えて赤川先生 Q&A
第6章子どもの個性を伸ばし、能力を引き出すためにおうちでできること
おわりに

感想

シンプルな生活習慣×子どもに伝わる言葉

子どもの関わり方と言うと「声がけ」や「態度」などを意識しがちですが、それ以前に「環境を整える」ことが大事なんですね。

環境や時間の工夫、教育の工夫などわかりやすく書かれていてよかったです。

「子どもに伝わる言葉」はもっともっとシンプルでいいんだな、という気付きもありました。

部屋が散らかっていて、探し物が多いので、子どもももちろん、親も過ごしやすい環境作りを目指していきたいと思いました。

説明や理由は、いらない

大人はちゃんと説明をして自分の意図を伝えようとしているのに、全然子どもに伝わらないのは、その説明が長すぎるからです。

という内容を読んで、衝撃でした。

一生懸命子どもに理由を伝えていた私。

余計な言葉ばかりかけていたんだな…という反省です。

  • 平易な言葉で一言二言ぐらいで伝える
  • 理由や説明をつけないで言う

ということを意識するようになりました。


以前「蒸気機関車の火を消さない」というシュタイナーの考え方を知った時も目から鱗だったのでした。

子どものことを大事にする気持ちだったとしても、何でもいい影響を与えるとは限りません。

蒸気機関車に「暑いよね?火を消してあげるね」と一生懸命水をかけたら、そんな余計なことはありません。

「良かれと思ったこと」が本当に子どものためなのか?と考える視点を忘れないようにしたいなと思いました。

子どもは子どものまま

「どうしたいのか」の判断を子どもに譲ってはいけません。

「どうする?」と聞いたなら答え通りにしましょう。

この答えもまたハッとさせられる言葉でした。

子どもにどっちがいい?と聞いておいて、望ましくない答えの時「でもママはこっちがいいと思うんだけど〜」などと答えてしまう時もあります。

そんな風に子どもの意見を尊重するようで、親の思った通りにさせてしまうそのやりとりはよくなかったなと反省しました。

子どもの気持ちを聞くことも大切。

でも、子どものために大人が判断してあげることも大切、ということを学びました。

おわりに

印象に残ったことが書ききれないくらい多かったですが、Q&Aでの回答はどれも自分ごとの内容で深く身に染みました。

シュタイナー教育は特別な教育というわけではなく、基本的なこと、当たり前のことのようで、でも難しい。

今までの自分の常識にはなかった考え方がたくさんあって、学びの多い1冊でした。


本屋さんに行けば育児本はたくさんあり、情報が多すぎると何が正解か逆に迷ってしまうこともあると思います。

自分がしっくりくる考え方に出会えると、向かう方向性が安定して、親としての心も育っていけるんじゃないかなと感じます。

子どもへの関わり方の「軸」を見つけたい方、ぶれない親や保育者になりたい方へおすすめの本です。

ぜひ手にとってみてくださいね!

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