こんにちは、助産師・保育園看護師のあやか(@mw_ayaka)です!
現在は保育園看護師として働きながら、4歳の息子を子育て中。
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「子育てをする人を笑顔にしたい!」をモットーに、
育児情報・母乳育児・保育園看護師の仕事のことなどを綴っています。
どうぞよろしくお願いします♪
保育園で働き始めて丸3年になりました!
今年は『保護者支援・子育て支援』分野のキャリアアップ研修を受講しました!
『保健衛生・安全』⇨『障害児保育』に引き続き、3分野目のキャリアアップ研修になります!
キャリアアップ研修って何?と思った方は、下の記事で概要について説明しています!


ちなみに1回目はオンライン、2.3回目は対面での研修でした。
オンラインも家でできる便利さはありますが、個人的にはみんなで集まって集中して勉強できる対面の研修が好きです。
私の職場ではオンラインか対面か希望を聞かれて、迷わず「対面」の研修を希望しました。
今回の『保護者支援・子育て支援』の内容や学んだことなどまとめていきたいと思います!
『保護者支援・子育て支援』の内容
研修カリキュラム
1日目
9:00〜受付
9:20〜9:30オリエンテーション
9:30〜12:00講義
12:00〜13:00休憩
13:00〜18:00講義
2日目
9:30〜12:00講義
12:00〜13:00休憩
13:00〜18:00講義
18:00〜18:30レポート作成(提出したら終了)
…という流れでした!
時間などは他の分野も同じでした!
きっちり決められた時間分履修することが大事なので、早く終わったりはできないみたいです(笑)
目次
- 保護者支援・子育て支援の意義
- 保護者に対する相談援助
- 保護者支援における社会福祉援助技術の活用
- 他職種連携と地域資源活用の実際
- 虐待予防
この内容を2日間かけて勉強しました!
項目にすると5項目ですが、1つ1つが濃くて中身ぎっしりでした!
学んだこと
保護者の話を聞くときに意識したい「バイステックの7原則」
「保護者の話を聞く」ことを意識している人は多いかもしれませんが、どう意識しているか、はっきり答えられますか?
私は、保護者の考えを否定しないようにすることや子どものために伝えるべきことをわかりやすく伝えることは意識していましたが、理論的なことは知識がありませんでした。
今回「バイステックの7原則」という考えを知り、頭の整理ができたなと感じました。
①個別化、②意図的な感情表出、③統制された情緒的関与、④受容、⑤非審判的態度、⑥利用者の自己決定、⑦秘密保持の原則…の7つです。
「あの人っていつもこうだよね」「この子はこういうタイプの子だよね」と決めつける利用者のラベリングやカテゴライズは、私はついしてしまいがちです。
経験を積めば積むほど陥りやすい罠かなと思いますが、「同じ問題は存在しない」という考えで、1人1人と真摯に向き合う姿勢が大切だと感じました。
また「相談者は善悪を判じない」という非審判的態度も大切だと学びました。
子どものためを思うと、保護者に対して「もう少し○○してくれたらいいのにな」「それは違うよね」などと思ってしまうことがありますが、私たちが保護者をジャッジしていては距離が生まれるばかりです。
受容の姿勢で話を聞くことは基本的なことで、難しいことだと思います。
自分の言動や、心に浮かんだ気持ちを振り返りながら保護者と関わっていきたいなと思いました。
ここには1つずつ詳しくは書けないのですが、バイステックの7原則、初めて聞いたな〜という方は、ぜひこれを機に調べてみてください。
介護系や相談支援系などの詳しく説明してくれているサイトが色々ヒットします。
毎日行なっている保護者支援
保護者支援というと相談など、堅苦しいイメージもありますが、何気なく毎日行なっている「あいさつ」が保護者支援になるのだそうです。
家族以外に「いってらっしゃい」「気をつけてね」と声をかけてもらえるのは保育園だけだ、という話を聞いて、なるほどなぁと思いました。
特別な会話をしなくても、毎日保護者と顔を合わせて笑顔で送り出すというのは大切な役割だと感じました。
自分は親として、先生がちょっとした面白いエピソードや息子の様子などを教えてくれたりすると嬉しいなと思っているので、
子どもたちのとこをよく見て、今日こんなことがありましたよとお伝えできるようになれるといいなと思っています!
保育技術とは…?
私は保育園で働き始めてから、保育って何をどう極めていくものなんだろう?という疑問がありました。
パッと浮かんだのは…
抱っこするとすぐ泣き止ませられる先生とか、子どもの気持ちの切り替えをするのが上手な先生、1人1人の好きなことを深掘りして楽しさを深められる先生、大人も子どものことも褒めるのが上手な先生、というのが頭に浮かびました。
保育者の持っている保育技術として、
- 発達援助の技術
- 関係構築の技術
- 生活援助の技術
- 環境構成の技術
- 遊びを展開する技術
…の5つがあることを学びました!
具体的には、
- その子の発達に合わせた関わりや、子ども同士の関わりを見守り寄り添うこと
- 子ども自らが生活していく力を助けること
- 保育の環境を構成して様々な遊びを豊かに展開していくこと
などが挙げられます。
保育士さんが日頃の関わりでやっているんだろうなぁと思うことばかりでした。
もしかしたら保育士さんは意識しなくてもできることなのかもしれませんが、
保育園看護師の私としては、保育の専門知識を学んできたわけではないので、それらのことを意識して学んで実践していく必要があるなと改めて感じました。
虐待予防の視点
私はまだこれまで虐待の事例に関わったことはないのですが、グループワークでは身近な園でも虐待が起こっていることを知りました。
研修の中ではハイリスク事例の検討なども行いながら、ジェノグラム(家系図)の作成や、相談援助計画の練習などを行いました。
子育てに関わる社会資源や専門職について1つ1つ学び、その種類の多さにびっくりしました。
例えば、児童養護施設には保育士・児童指導員・家庭支援相談専門員、個別対応職員の配置が必須で、
その他にも医師や看護師・心理療法担当職員・職業指導員・栄養士・調理員が関わっているそうです。
保育園には基本的に保育士(+調理員)しかいないので、保育園で全てを解決しようと抱え込むと行き詰まってしまうということにも納得です。
自分の保育園でできることを精一杯やるのも大切ですが、できることとできないことを知り、その他の関係機関や専門職に繋ぐことの重要性を学びました。
保育園では児童相談所のように一時保護はできないし、夜間の対応もできないことがほとんどです。
でも、保育園では「集団の中で育ちあう経験」ができるし、保護者の方と毎日顔を合わせて信頼関係が築けます。
そういう保育士としての専門性に自信を持って、支えていく姿勢が大切なんだなと学びました。
おわりに
毎回キャリアアップ研修は学びの多い研修です!
もしかしたら自分には直接関係ないのでは?と思っていても、自分にも関係する内容が見つかって勉強になったなぁと感じます。
保育園看護師として働く以上、保育園で学べることはどんどん今のうちに学んでおきたいと思っています!
学びっぱなしで終わらないように、日々の関わりに生かしていきたいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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