突発性発疹って聞いたことありますか?熱が下がると全身に発疹ができる、通称「とっぱつ」。
初めての発熱の原因にもなりやすい病気なので、小さなお子さんを育てている方には知っておいてほしい病気です。
原因や症状について解説します!
突発性発疹の原因
突発性発疹は「ヒトヘルペスウイルスの6型、7型」という2つのウイルスによって起こります。
潜伏期間は10日です。
0〜1歳で99%がかかり、20〜40%は不顕性感染(症状がはっきり出ない)と言われています。
お腹の中にいた時に母親からもらった抗体が6ヶ月は赤ちゃんを守ってくれますが、
抗体が減ってくる、生後6ヶ月くらいからウイルスに感染し、突発性発疹にかかることが増えてきます。
かかったことのある人(ほぼ全ての人)は潜伏感染の状態で、唾液中に継続的にウイルスが排泄されているので、
抗体が減ってきた子どもがかかっていく病気、というイメージでしょうか。
他の感染症のように、集団感染することはないようです。
また、赤ちゃんの初めての発熱の原因になることも多い病気です。
突発性発疹の症状と治療
38度以上の発熱が3日間ほど続きます。
その後、熱が下がったタイミングで、鮮紅色の発疹が体幹を中心に顔や手足に数日間出ます。
その他の症状としては、下痢、眼瞼浮腫、大泉門膨隆、リンパ節腫脹などがあるようですが、
発熱と発疹のみで経過することが多いようです。
突発性発疹は重症になることは少ないですが、
高熱が出たときに熱性けいれんが起こる可能性があります。
発疹は赤くて小さいプツプツが出ますが、かゆみはありません。
2~3日から長くても1週間以内には消えていきます。
熱が下がって、発疹が出てから不機嫌になることも多く、別名「不機嫌病」と呼ばれているようです。
発熱中は診断がつかないことがほとんどで、熱が下がって、発疹が出現することで「突発性発疹」だったんだね…
と診断されることが多いようです。
息子の体験談
初めての発熱…!
さて、息子の場合ですが、まさに初めての発熱でした。
1歳0ヶ月で、ちょっと風邪気味かなーということが続いてた時でした。
金曜日の夕方37.4度の熱が出て、土日はゆっくり休まなきゃなと思っていたら、
次の日の朝38.3度、10時過ぎには38.5度、11時には39.1度…!
息子の身体は、熱を測らなくてもわかるほど熱々で、ぐったりしていて、どんどん上がる熱に戸惑いました。
最初の受診〜難関土曜日の受診〜
しかも、その日は土曜日。
焦って電話し始めたのが10時過ぎで、遅かったのもいけないんですが、
北村山公立病院の救急も発熱がある人の枠はいっぱいで明日にしてくださいと言われ…
かかりつけ医に電話しても予約でいっぱいで、診れませんと言われ…。
その他近くの小児科にも片っ端から電話してみましたが、
熱がある初診の子どもを診てくれる小児科はなかなか見つかりませんでした。
解熱剤もないし、どうしよう…と思っていたら、時間内まで間に合えば診れますと行ってくれた小児科があり、
慌てて駆け込みました。
コロナは陰性で、中耳炎になりかけていて抗生物質と、解熱剤(坐薬)をもらいました。
その後も座薬を使えば37度前半になるものの、薬が切れる頃には39.6度を更新し、熱は上がったり下がったり。
座薬は土日の2日間で5回も使いました…。
2度目の受診〜熱が下がらない〜
月曜日(3日目)再受診して、座薬が切れると熱が上がると伝えました。
RSウイルスとアデノウイルスは陰性で、
風邪は200種類くらいあるから、今回検査しなかった他の風邪かな…??と言われました。
3度目の受診〜発疹出現〜
火曜日(4日目)にはようやく熱も落ち着いてきて、首のところに発疹が。
ちょうど保育園で突発性発疹の話題が出て調べたりしてたところだったので、
あれ?あせも?いや、でももしや?
と思って背中を見ると、うっすらした赤いポツポツが。
先生に見てもらって、突発性発疹でしょうね〜とようやく診断されました。
解熱後の不機嫌病
原因がわかって安心したものの、そこからが不機嫌病の本領発揮で…。
普段からわんぱくな我が子ですが、その時はいつも以上に激しくて、
ほんのちょっとでも気に食わないと大激怒して、物を投げたり大変でした。
逆に熱が出ていた間は、高熱で心配はあったものの、食欲もそれなりにあり、たくさん寝ていたので、
熱が下がってからの方が大変だった…という印象です。
結局、発疹は火曜から水曜にかけて増えて、次の日にはすーっと薄くなってきました。
その間、別人のように顔もむくんでました…。
発疹が薄くなるとともに、機嫌も落ち着いてきて、金曜日からようやく登園できました。
おわりに
不顕性感染が20〜40%あるとはいえ、皆がかかる突発性発疹。
高熱が続く3〜4日、原因もわからず解熱剤を使って見守るしか出来ない、
というのはすごく心配でした。
このまま熱が下がらなかったらどうしよう?というのが頭をよぎったりしました。
そして、熱が下がってからも大変なのが、この病気の特徴です。(個人差はあると思います。)
こんな病気があるよ、ということで、
高熱が続いて、下がった時に発疹が出たらあれだ!と思い出してもらえたら嬉しいです。
一応解熱後は発疹があっても保育園は登園可ですが、不機嫌だと難しいこともあるので、
そんな時は病後児保育も使えます!
連日の看病大変だと思うので、うまく活用してみてくださいね。
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