赤ちゃんは泣いたらおっぱい、と言われることがありますが、「泣いてから」では遅いということを知っていますか?
赤ちゃんは泣く前に「おっぱいを欲しがるサイン」を出します。
それをうまく見つけて授乳できれば、スムーズに授乳できる可能性が高いです。
今回は「赤ちゃんがおっぱいを欲しがるサイン」について説明したいと思います!
赤ちゃんがおっぱいを欲しがるサイン
覚醒のレベル
睡眠のレベルには6段階あります。
深い睡眠⇒浅い睡眠⇒うとうとした状態⇒静かな覚醒⇒活動的な覚醒⇒啼泣(激しく泣くこと)
そのうち、うとうとした状態~活動的な覚醒までが授乳に適しています。
目覚める前に、眠りが浅くなって目を閉じていても眼球が動いているような時や、目覚めた時、そして目覚めてむずかっているような時はおっぱいを欲しがっています。
また、赤ちゃんが手足を曲げるというのもおっぱいが欲しいアピールです。
口と舌の動き・声
口の動きなどは赤ちゃんの精一杯のアピールがたくさん詰まっています!
- 口と舌を動かす
- 吸うときのように口を開ける、舌を出す
- 吸うときのような音や、クーと音をたてる
- 手を口に持っていく、指をしゃぶる
- 探求反射(赤ちゃんの口の周りに触れると、反射的にそちらの方を向く)
…という「サイン」があります。
全部覚える必要はないですが、赤ちゃんがおっぱいを吸っているようなしぐさをしている、赤ちゃんの口の周りをツンツンしたら口を開ける、
というサインはわかりやすいので、覚えておくといいかなと思います。
授乳のタイミング
ここまで赤ちゃんがおっぱいを欲しがるサインについて説明してきましたが、
授乳のタイミングは「このサインが見られた時はいつでも」です!
赤ちゃんが眠ってしまうか、吸うのをやめて外してしまうまで吸わせましょう。
授乳の間隔も「3時間おき」と言われたり、気になってしまうこともありますが、
一番は赤ちゃんが欲しがるだけ飲ませてあげることが大切です。
多い分には間隔は気にしなくて大丈夫です。
※ただ、早産や小さめで生まれた子などで、起こさないとずっと寝ている…という子もいるので、その場合は遅くても3時間(夜間は4時間)を目安に授乳してみてください。
「あれ、さっきも飲んだのにまた欲しがるの?」ということもあると思いますが、赤ちゃんは胃袋もまだ大きくないのでちょこちょこ飲みたがることも多いです。
そして、ちょっとおっぱい吸ってみたいな、という感じのこともあります。
お腹空いていなくても、おっぱいを吸うことで安心して、気持ちが満たされる部分も大きいと思います。
空腹を満たすだけのおっぱいではないので、赤ちゃんの欲求にとことん付き合ってあげるという姿勢が、赤ちゃんとの絆を深めてくれると思います。
おっぱいには栄養面だけでなく、情緒の安定という良いところもあるんですよ!
おわりに
赤ちゃんにいつ母乳をあげたらいいのかな?と困ったとき、時計を気にするよりも赤ちゃんをよく見てみてください!
自分で「お腹空いた!」と言うことは出来なくても、一生懸命サインを出しているはずです。
赤ちゃんの欲しがるだけあげる授乳、というのは授乳回数が多くなったり、授乳間隔が短くなったり不安になることもあるかもしれませんが、
たくさん授乳する中で、赤ちゃんはどんどん授乳のリズムを掴んできます。
それに合わせて、おっぱいも分泌が増えていき、張りも落ち着いて、飲ませた時に必要な分だけ出る便利なおっぱいになっていきます。
私も最初はあまりに授乳回数が多くて、心配になっていましたが、今はとことん飲ませてよかったな!と思っています。
なかなかすぐには授乳のペースが掴めないかもしれませんが、赤ちゃんと一緒におっぱいを育てていくような気持ちで、
リラックスしながら授乳時間を楽しんでほしいなと思います。
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