離乳食が始まる頃になると気になってくるストローやコップ飲みの練習のこと。
私もどうしたらいいのか、何を練習したらいいのかと悩んで色々調べました。
今回は、コップ飲みなどを「いつから、どうやって始めたらいいのか?」と迷っている方に向けて、説明したいと思います!
離乳食が始まる5~6ヶ月くらいまでに知っておけると安心の内容ですよ!
ストローマグとコップ飲みの順番
ストローマグは使ってはいけない!?
赤ちゃん用品のお店ではさまざまな種類のストローマグが売っています。
スパウトは5ヶ月〜、ストローは6ヶ月〜、コップ飲みは7ヶ月〜と商品に書かれていて、
私もその月齢になったら使った方が良いものだと思っていました。
「しあわせ歯ならびのつくり方」の本によると、ストローマグは“使ってはいけない”赤ちゃんグッズの筆頭…だそうです。
しあわせ歯ならびのつくり方 矯正しないための0歳からの子育て [ 浅川 幸子 ]
どんな形態のストローであろうと、何かをくわえてものを飲み込むこと自体が本来の口の使い方とは大きくかけ離れていて、正しい飲みこみ方(成熟型嚥下)や口の動きを習得する妨げとなる
というのを読んで、びっくりしました。
「○ヶ月~」と書かれていても、その月齢で使った方がいいというわけではないんですね。
ストローの吸い方が、口の動きが成長するのを妨げるって知らない人が多いんじゃないかなと思います。
はじめはコップ飲みから
ストローを練習する前に、コップ飲みの練習から始めましょう。
離乳食期は栄養を摂るだけでなく、口のまわりの筋肉をしっかり育てて、正しい使い方や動きを身につけていくという大切な時期になります。
その中で、コップ飲みは成熟型嚥下という大人の飲み込み方を習得するために欠かせないステップになります。
舌を前に突き出す乳児型嚥下(ミルク・おっぱいの飲み方)が続くと、
かみ合わせを崩す原因になったり、舌の位置が下がって、慢性的な口呼吸につながるそうです。
(3人に1人が成熟型嚥下にうまく移行できていないという報告もあるそうです。)
生後7ヶ月くらいから少しずつコップ飲みの練習を始めましょう。
コップの飲み方って?
突然ですが、自分がコップで飲み物を飲む時、口の中はどんな動きをしていますか?
当たり前すぎて、あまり考えたことないですよね。
コップで飲む時は、上唇と下唇でコップをはさんで、唇で水分の量や温度を感じて、口の中に入ってきた水分を舌でまとめて、ゴックンと飲み込みます。
無意識ですが、結構高度なことをしています。
子どもがいきなりそれをしようとすると、むせちゃうのも当然ですよね。
うちの息子も飲むたびにダバダバこぼして、着替え必須…というのがしばらく定番でした。
むせるというのは、水分や食べ物を十分処理できない時に起こりやすいので、
水分を一度口の中にためてから飲み込む、というのができないうちは、むせやすくなります。
まずは上下な唇ですする飲み方を覚えることが大切です。
すすり飲みが大切
コップ飲みといっても、最初からゴクゴクとは飲めません。
コップを傾けて、上唇ですすって飲む「すすり飲み」から練習します。
この「すすり飲み」が上唇を鍛えるトレーニングにもなり、口をしっかり閉じれるようになって口呼吸の予防にもつながるそうです。
コップ飲みの練習方法
スプーン
最初はスプーンでの「すすり飲み」から始めます。
離乳食の時にみそ汁をスプーンであげて練習する、という形でもいいかなと思います。
大人用のカレースプーンのような大きいスプーンを横にして、そこからすする練習をします。
上唇が水分に触れて、一口分「ズズッ」と飲めたらスプーンを離します。
それしか飲めないの?と思うくらい少量ずつの練習になりますが、
「唇でスプーンを挟む」「口の中で水分をまとめて飲み込む」という練習なので、たくさん飲めなくて大丈夫です。
水分自体は母乳やミルク、離乳食の食事からの水分で補えている時期だと思います。
特に夏場など、たくさん汗をかいておしっこの量が少ない時はこまめに水分補給しましょう。
小さい容器
それが上手にできるようになったら、ペットボトルの蓋やおちょこなど、小さい容器で練習します。
息子はSeriaの直径5cmくらいのおちょこを使っていました。
(今でも薬を飲ませる時など、ちょっと飲ませる時に便利で使ってます。)
子ども用コップ
それができるようになったら、いよいよ子ども用コップです。
両手で掴めるものもあるので、子ども自身が持ちやすいコップだといいですね。
ちなみに私はストローマグでこぼさずにコップ飲みもできるという、リッチェルのマグを買ってみたんですが、息子はイマイチ使い方がわからなかったようで…。
普通のシンプルなコップの方が上手に飲めました。
ただ、外出先では、上手に飲めるようになるまでコップ飲みをするのは大変だと思います。
私は、家でコップ飲み練習して、出かけるときはストローマグにしたり、
だんだんこぼすことが減ってくると、水筒やペットボトルに飲み物を入れて、空のコップ持参で出かけることも増えてきました。
ストローの練習
コップ飲みのステップを踏んで、上手に飲めるようになったら、ようやくストローの練習になります。
舌でしごく哺乳瓶やおっぱいの飲み方と、ストローの「吸う」飲み方も違うので、コツを掴むのに時間がかかることもあります。
吸うと飲み物が出る、ということを子どもが理解できるように、
最初は紙パックの麦茶や、押して飲み物を出せるストローマグなどを使うといいかなと思います。
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↑このいきなりストローマグは、フタのところを押すと飲み物が出るようになっているので練習にピッタリです。
おわりに
離乳食が始まると、何を食べさせるか、何をどう飲ませるか…など母乳やミルクだけの時よりも色んな悩みが出てきます。
様々な育児グッズが売られているのを見ると目移りしてしまいますが、
あれこれ買う必要はありません。
子どもの成長のために、まずはスプーンで「すすり飲み」の練習から始めましょう。
最初は失敗することも多いですが、焦らず進めていきましょうね。
これからコップ飲みを始める方の参考になれば嬉しいです!
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