育児いつが一番辛い?大変だったこと&私が辛かった時期

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育児って大変ですよね。

でも、何が大変なのかって体験しないとわからないところなのかなと感じます。

今回は私が育児してきて、大変だったと感じたことについて書きたいと思います。

私の「イメージしていた」育児の大変さ

助産師として働いてきたこともあり、妊娠中に何があるかわからないということや、

出産の大変さ、新生児のお世話の大変さについて心の準備は出来ていたつもりでした。

ただ、その大変さのイメージは、

  • 赤ちゃんのお世話の方法がわからない
  • 赤ちゃんが泣き止まない
  • 授乳がうまくいかない
  • 寝不足が辛い
  • 夫との価値観のすれ違い

という感じでした。


実際の新生児期は、1日18回の超頻回授乳&1日20回以上の頻回おむつ交換で、

授乳とおむつ交換で忙しかったです。

が、赤ちゃんのお世話については慣れているし、

夫も予想以上に赤ちゃんに愛着を示してくれ、

思っていたよりも気持ちに余裕が持てたかなと思えました。


体調が悪くて辛い、大変…という産後を想定していたため、

思ったより体調も大丈夫で安心しました。

私が辛かったのは、その後です…。

1歳までに2つの波がありました。

第一波:3か月前後、外に出るのが大変!

首すわる前の赤ちゃんを連れての外出って本当に大変ですよね。

抱っこ紐するにも不安定になりやすいし、

チャイルドシートに乗せるのも慣れるまで、一苦労。

日中は1時間〜1時間半ごとの授乳だったため、出かけるタイミングを判断するのも大変でした。

我が子は秋生まれだったため、ちょうど首すわり前の時期と冬が重なって、

お出かけのハードルはすごく高かったです。

(山形の冬で、しかも大雪の年…車を出すには毎日雪かき必須でした。)


そのため、外出するのは週1回の買い物(それも大変な時はネットスーパー)と時々の整骨院くらい。

それ以外はずっと家で引きこもってました。

同じ時期に出産した助産師の友だちと日々LINEして、育児のことを話し合ったりは出来るものの、

圧倒的に大人との会話が少ない毎日。

家にずっといると、何か子どものためになることをしなきゃいけないんじゃないかという焦燥感に駆られて先々のことを検索したり、

毎日何もなく終わっちゃったな…と思って、

外に自由に出かけられる、友だちと話せる、時間がある…ということがとてもとても羨ましく思っていました。


育児中ずっと授乳で拘束されて動けないのも想像以上に辛く、

1時間弱おっぱいを吸い続けてやっと寝て、寝たからと床に下ろすと5分もしないうちに起きてまた授乳なんていうことも日常茶飯事でした。


1日授乳10回前後は想定していたものの、3か月を過ぎても15回の授乳。

新生児期と変わらない授乳の回数で、毎回の授乳も長く…

昼寝も5分10分で目覚めることも多く、それも授乳しながらじゃないと寝ない息子。

3か月も過ぎてきて、いつまでこんなに頻回授乳なの?

そろそろリズムが出来て楽になってくる時期じゃないの?

と、もやもやが募っていきました。


おっぱいを吸わせ続ける毎日に、

やりたいことがいっぱいあるのに、赤ちゃんと離れられない、どこにも行けない、何もできない…。

ともどかしさをいつも感じていました。


もっとやることがいっぱいあって忙しい、という大変さをイメージしていたので、

こんなに授乳しかやることがなくて辛いというのは想像と違ったなと思いました。

第2波:ずりばいからつかまり立ちの9カ月前後

首がすわって、暖かい季節になり支援センターなどにも外出が出来るようになってくると、

少しずつ気持ちも楽になってきました。

寝返りや、ずりばいなど、出来ることも増え成長が見られると、

毎日の子育てが子どもの成長に繋がっているんだなという実感も持てるようになってきました。

ただ、その後また大変になってきたのが9カ月前後です。


離乳食もなかなか食べず、一生懸命準備しても1口2口しか食べないこともあるし、

何よりずりばいを始めた頃からどんどん活発になって、

育児の難易度が上がってきました。

おむつ交換するにも、くるんくるんと左右に自由に寝返りし、

ずりばいで進んでいってしまうので、

片方の足を通してもまたはずれ、ようやく通せたか…と思っても足をバタバタして脱げてしまいます。

魚つかみでもしているのかと思うくらい、つるんつるん抜け出していく息子…。

ただおむつを履かせたいだけなのに、なんでこんなに大変なの!!と思う毎日でした。


そして、我が家が昔ながらの和風の家で、1階は引き戸が多いという環境のせいもあり、

息子がどこにでも脱走するようになってしまいました!

もう引き戸だと、1歳前でも自分で扉開けれちゃうんですよね。

サークルで囲ったりせず、のびのび動きたいように遊ばせてあげたいという気持ちはあり、

そういう仕切りをしなかったせいもあるんですが、

目を離すとどこに行っているかわからない!という状況は

とても大変で、ちょっと2階の物を取りに行く、トイレに行くのも必死でした。


つかまり立ちが始まると、立っている間におむつ交換が出来るようになったので、

おむつ交換は楽になってきました。

でも、今度は不安定なつかまり立ちでいつ後ろに倒れてしまうか

と思うと、また目が離せなくなってきました。


息子はやりたい!という欲求が強く、何かを訴えかけてはくるものの、

まだ話せないし、どうしてあげたらいいのか?というのもわからず。

ぼーっとしながら、延々と扉の開け閉めをして遊ぶ息子を見ているだけ、ということもよくありました。


産後9カ月が一番自殺率が高いということも、本当にわかるなあ…

これ以上ちょっとでも何か重なったら、全て嫌になってしまいそう

と毎日ギリギリの気持ちでした。

(それで夫に大変さを力説し、育休を取ってもらうことにしました。⇒詳細はこちら


ここでのイメージとのギャップは、

自分の時間が取れないことは覚悟していたんですが、

『趣味の時間がない・自分の買い物ができない』どころか、

トイレ行く暇も、ご飯食べる暇もなく「生理的欲求が満たせない!!」

ということでした。

こんなに、自分のことが後回しになるなんて予想外の大変さでした。

1歳4か月の今

今はひとり歩きも安定するようになり、「ママ」「パパ」「こっち」など簡単な言葉は話せるようになりました。

「ウン」とうなづいたり、首を振ったりしてコミュニケーションを取れるようになったことで、

息子がどうしたいのか、理解しやすくなりました。

歩くようになって活動範囲が広がったり、自分の欲求もはっきりしてきて別の大変さは出てきましたが、

いつ転ぶかとドキドキしたりすることはなくなり、安心できるようになりました。


私だけでなく、パパと過ごしたり、ひいばあちゃんと楽しく過ごせるようになってきて、

「ママじゃないとだめ」というのが薄まってきたのも、楽になってきたと感じる要因かなと思ってます。

出産後息子と夫二人で待っててもらうのは、2カ月に1回の私の美容院だけで、

それ以外の時間は、私と息子は本当にずっと一緒にいました。

11か月過ぎ(夫が育休を取ったころ)から、一人で買い物や図書館に行ったりできるようになり、それがすごく開放感あり嬉しかったです。

荷物が少ない!チャイルドシートの乗せ下ろしもない!最高!

と、ただのスーパーの買い物さえルンルンだったのを覚えています(笑)


また、1歳から保育園にも行くようになり、たくさんの人が息子に関わってくれるようになりました。

それによって、すごく気持ちが楽になりました。

それまでは、息子といるのはほぼ私。

私の関わりが息子の成長の全てにかかっているのでは!?

という見えないプレッシャーを感じていたことに気付きました。

保育園に入ってから、子育ての責任を1人で抱え込まず、色んな人に関わってもらいながら育児をすることの大切さを改めて感じました。

おわりに

周りの人に聞いてみると、「なんで泣いているのかわからない0~3か月が一番大変だった!」など、色んな大変さがあったようです。

私は助産師で赤ちゃんのお世話は慣れていたため、新生児期よりもその後の育児の方がギャップが大きかったのかなと思っています。

私は完璧主義ではないですが、育児に関して言えば「できて当たり前、やって当たり前」という気持ちがどこかにあったんだなと思います。


育児は一人でするには本当に大変です。

話を聞いてくれる人や、少しの間でも子どもを見ていてくれる人がいれば全然大変さは違ってきます。

今育児中の方は、自分で頑張りすぎずに、周りの人にヘルプを求めて、

「笑顔」で子どもに向き合えるように、自分の心と体をいたわってほしいなと切実に思います。


子どもはどんどん大きくなっていきます。

また大変な時期はやってくると思いますが、それもいつかは去っていきます。

いつか、この大変さも笑い話になればいいなと思いながら、

毎日を必死に生きる息子の姿をしっかり目に焼き付けておこうと思っています。

育児で悩んでいる方、困っている方は私でよければ話聞きます。

いつでも連絡くださいね。

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