【保育園看護師】病児・病後児保育で感じる難しさ

仕事内容

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2歳男の子育児中の保育園看護師&助産師あやか(@mw_ayaka)です!

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私は病児・病後児保育で働き始めてから1年半経ちます。

色んな子、色んな保護者との出会いがあり、

問題なく楽しく過ごせた!という日もある一方…

今日はどう関わったらよかったのかな?

これでよかったのかな?

と思うこともありました。

そんな反省も踏まえて、今私が病児・病後児保育の中で難しさを感じていることについて書いてみたいと思います!

普段の様子を把握するのが難しい

通常の保育園と違って、初めて利用する子でも慣らし保育もなく丸一日お預かりすることもある病児・病後児保育。

登録時や利用時に書類は提出してもらい、基本的な情報や予防接種の状況、離乳食か幼児食か、アレルギーや既往歴などを記入していただいてきます。

ただ、なかなか書類だけではその子自身の発達の様子、普段の遊びの様子などを把握するのは難しいなと感じることが多いです。


例えば、0歳児の場合、

ミルクは飲んでいるのか?母乳なのか?

ミルクはどのタイミングで、どれくらいの量を飲むのか?

と細かく情報を聞いて、普段の様子を把握するのは結構大変です。

家の様子と保育園の様子でも違うこともあり、更に体調が悪い時はミルクの量も変わってくることもあります。

普段家ではミルクを飲まないけど、保育園だと飲んでいて、でも今は体調がよくないのであまり飲まないかもしれないので無理せずに…

などこれまでも色んなパターンがありました。

そして、初めての場所だと慣れなくて泣く子も多く、水分も摂れない状況で泣く泣くお迎えを依頼するような場合もありました(汗)


また、発達の段階も年齢である程度の推測はしますが、どの程度伝わるのか、身の回りのことがどれくらい自分でできて、どのくらい介助が必要なのか…

など手探りで関わっていくことになります。

普段はおしゃべりが上手な子でも、預かり中は一言も発しなかった子もいましたし、4〜5歳児でも半日くらいほぼしゃべらないということも何回かありました。

おむつは外れていてトイレに行けます!と親から聞いていたものの、なかなかトイレに行きたがらなくて本当に大丈夫!?と心配したり、

手を洗わせてあげようとして、手に泡を付けたら、すぐに泡を口に入れてしまって、「まだ手洗いって伝わらない段階なのか…もう少し介助してあげなきゃいけなかったな」と反省したり、

色んな経験がありました。


あまりしゃべらなくて大人しいな…と感じる子の場合でも、

咳がひどくて前の日あまり眠れず、眠たいだけなのか、

遊ぶ元気がないのか、

元々大人しい子なのか、

慣れていなくて様子を見ているだけなのか、

急に体調が悪くなってきているのか(熱の急上昇など)、

など色んな要因があって、判断が難しいなぁと思います。


リピーターさんになってくれて、何度か利用してくれているとだんだんその子の普段の様子が把握できてきて、

ぐずぐずしてきたら眠いんだな、とか飽きてきたのかな、などと判断することもできます。

ただ、本当に初めての子だと保護者の方からの情報が全てで、あとは手探りで関わっていくことも多いです。

今目の前のその子の様子だけでなく、普段はどうなんだろう?という想像力が求められているなぁと感じます。

睡眠と食事のリズム

体調が悪い時はとにかく、睡眠は大事だなと感じています。

そのため、通常の保育園だと集団行動で昼寝の時間も決まっていて、起きる時間には寝ていても起こしたりすることがありますが、

病児・病後児保育ではその子のペースを大切にして、眠い時に寝てもらって、起きるまで起こさないようにしています。


ただ、給食の時間は決まっているので、お昼ご飯との兼ね合いが難しいです。

例えば、ちょうどお昼ご飯になる直前に寝てしまった時などには、起きてから改めて給食を準備してもらっていますが、衛生面で2時間までしか取っておけないので、

結局起きなかったり、寝起きであまり食べれなかったりすることもあります。


その子のペースで、たくさん休んでもらって、食事は無理せず摂れる範囲で…とは思っていますが、食事のタイミングが合わなかった時や体調面で食事が進まなかった時など、

こんなに食べれなくて大丈夫かな?と心配になることがあります。

あまりに食べられないような時は、保護者の方に状況をお伝えしたり、早めのお迎えを依頼したりはしていますが、

関わり方を変えたら、もう少し食事も摂れたかな?と思うことがあります。


仕事に慣れるまではその日1日を無事に終えることで精一杯でしたが、

最近は、その子にとって、今何が必要か、どう関わるのが病気の回復過程で1番いいのか…?と考えるようになりました。

普通の保育とも違う、治療とも違う「病児保育」というものが何なのかはっきりわからないまま1年半経ってしまったので、

(そもそも子どもの成長のことも、保育のことも知らないことだらけで、それを勉強するので精一杯でした…。)

今後は「病児保育」の看護師としての専門性を高めていきたいと思っています!


余談ですが、最近「病児保育マニュアル」が職場で読めるようになり、まだほとんど読めていないんですが、早く読みたくてうずうずしています!

なかなか病児保育についての本や文献は少なく、「何が正解なんだろう?」とゴールが見えないまま関わってきたので、

マニュアルという形でまとまっているのを見ただけで、「同じ分野で頑張っている人がいて、ちゃんとどうあるべきか形にしてくれているんだ!!」と心強い気持ちになりました。

看護師として、保育園でどう頑張っていったらいいのかちょっともやもやしていたので、方向性が見えてすっきりしました。(まだ読んでないんですけどね…。笑)

孤独になりやすい

病児・病後児保育は預かる時間は保護者の方の希望に応じてになるので、2〜3時間ということもあれば、勤務時間びっちり9時間マンツーマンで子どもと向き合うこともあります。

感染対策もあるので、通常保育の保育室とは出入り出来ず、他のスタッフとの交流も最小限になります。

自分の子どもの育児と違って、ご飯は出してもらえて家事はしなくていいし、困った時にはすぐ近くにスタッフがいるので声をかけられるということはあるので、正直育児よりは気持ちの余裕があるなと思ってます。

それでも1日ずっと子どもと2人きりで過ごすというのは孤独になりやすいです。


この子と1日、どう関わっていいか…

どんな遊びだと楽しめるか…

眠そうになってきたけど、このまま寝せちゃった方がいいか、もう少し遊んでからの方がいいか…

眠くてぐずってきた時に、抱っこするか、おんぶするか、布団でトントンするか…

など、通常保育の集団生活よりも自由が効く分、どうしたらいいか迷うこともあります。

1つ1つは本当に些細なことなのですが、そういうことを相談できない環境だと「全部一人でやらなきゃいけない」感があって、大変さを感じやすいなと思っています。

育児もそうですが、子どもにとって何が1番か?と考えて選択することってすごくエネルギーを使うんですよね。

もちろん、病児・病後児保育はそれが仕事なので、できる限り全力で考えて、最善を尽くしたいと思っていますが、

一人で考えられること、一人でできることは限界があるので、他の保育士さんや看護師に、隙あらば話しかけて相談したり、様子を聞いてもらったりして抱え込みすぎないように心がけてます。

おわりに

少し前までは常連の子が多くて、そこまで困ることも多くなかったですが、

新年度になると、病児・病後児保育も新しい顔ぶれが増えて、関わり方などに難しさを感じることも多くなりました。

私はこれまで「この子を事故なく安全に親のもとへ帰す」ということを目標にしてきましたが、

保育園での経験も1年半を超え、「安全に」という最低ラインだけでなく、もう少し関わり方を充実させていきたいと思うようになりました。

多分、今感じている難しさは、自分の目標のレベルが少し高くなったからなのかなとも思います。

1年後の自分が見たら、また悩みも違うと思いますが、今の自分のありのままを書き綴ってみました。

他の病児・病後児保育の保育士さん看護師さんのお話もぜひ聞かせていただきたいので、これを読んで下さった方、Instagramなどでメッセージお待ちしています!

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

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