【本】やさしく学ぶからだの発達②

成長発達

前回、やさしく学ぶからだの発達①でも、この本の印象に残ったところを紹介させていただきました。

この本は本当に学びが多く、いくらでも語れそうなくらい面白かったです。

今回も、私がなるほど!!と思ったところを紹介していきます。

知っておけば少し違う角度で、子どもの成長を見られるかなと思ってます!

コトバと感覚の関係

赤ちゃんは言葉をどうやって覚えていくでしょうか。

たくさん聞いて覚えていくんだよね、と思っていんですが、それだけではないようです。

「コトバはからだで感じる感覚を基礎として成り立っているものが多く、感覚や運動の経験に対して名前をつけることで習得されていく」のだそうです。

例えば、「丸い」と言われても、赤ちゃんは何が「丸い」なのかわからないですよね。

たくさんなめて、触って、「これは丸いね」と声をかけてもらって、

「丸い」という言葉と感覚を一致させていくようです。



そのため、運動障害がある子どもは動作を表すコトバの獲得が遅れるようです。

言葉と運動は別々の発達ではなく、自分で動作をするということが、言葉の発達にも繋がっているということですね。

「熱い」という感覚も、「気持ちいい」という感覚も、自分で体験したことがあるからこそ、実感をもって自分の言葉として使えるんだな…と初めて考えました。

生きていくための「からだ」を作ること

乳幼児期の運動発達は、これからの長い人生で環境にうまく適応して生きていくための「からだ」をつくること、なのだそうです。

そのためには、すべての感覚を使った豊かな遊びの経験をたくさん積み重ねることが大事です。


例えば、ハイハイなどで手でからだを押し上げたり、支えたりするときには、床についた手のひらの中で重心移動が起こります。

この経験の中で、親指や人差し指を独立して細かく動かす機能が準備され、指の器用さが育まれていきます。

また、「這えば立て立てば歩めの親心」ということわざにもありますが、親は一つのことができると、次々新しいことが出来るようにと願ってしまいます。

でも、早く歩くことよりも、しっかりたくさんハイハイして自分の体を支えることがとても大事です。

ハイハイはとても大切な運動で、「重心の前後左右の運動」であり、手足を交互に交差して動かす経験にもなるので、歩く・走る・ジャンプするなどの準備になります。


赤ちゃんは興味のあるものを見て(視覚)…

手を伸ばし(固有覚)、触れて(触覚)、握り(手ごたえ)…

もてあそび、たたき、なめまわす(視覚+触覚+固有覚+聴覚+味覚+嗅覚)

…と、感覚をフル稼働して「物」を学んでいくんですね!

なんでもなめて困る…ということもあると思いますが、赤ちゃんがこんなにたくさんのことを「感じて」いるなんて驚きですよね。

危なくない範囲で、いろんな物を触り、なめる経験をさせてあげられるといいと思います。

手の発達

遊びの中で、手の発達は多くの種類の感覚情報をまとめあげ、操作のバリエーションを増やし、その技術を磨いていくそうです。

例えば、赤ちゃんのペンの持ち方は、「グー」で握る持ち方から、だんだん3点で支える大人と同じ持ち方に変わっていきます。

ただ、「グー」の握り方がなくなるわけではなく、力を入れる時(アイスピックなど)は大人も「グー」で使いますよね。

そのように赤ちゃんはバリエーションを増やしていくのだそうです。


また、子どもの利き手っていつ決まるんだろう?と気になっている人もいると思いますが、

利き手は生まれつき決まっています。

1才を過ぎると左右の手の使用頻度に差が出始めるようです。

矯正することもあると思いますが、不器用さが目立つ子どもの場合は利き手の矯正や強制はしない方がよいそうです。


利き手を矯正すると、子どもは苦手な方の手を使うことになり、子どもにとって負担になるようです。

まずは赤ちゃんのうちは左右同じように使えるようにすること、そして、利き手が出てきたらその手を上手に使えるようにサポートしてあげるのがいいのだと思います。

おわりに

今回は「コトバ」のこと、「からだ」を作ること、手の発達(利き手のこと)についてまとめてみました。

赤ちゃんの運動が発達すること、言葉を覚えていくこと、食べること、など赤ちゃんのすべての動きは関連しあいながら成長発達していきます。

赤ちゃんの世界は知れば知るほど奥深く、発見がいっぱいです。

読みやすい本ですので、ぜひ手にとってみてくださいね。

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